外壁塗装の定番、シリコン塗料が選ばれる理由をご紹介します!
- リフォームお役立ちコラム
外壁塗装の話を進めていくと必ず塗料を選ぶことになります。その際、第一候補としてあがるのが人気No.1のシリコン塗料です。
「自宅の外壁にシリコンはどういった所がよいのか?」など外壁塗装においてシリコン塗料の特徴やメリットとデメリット、相場価格・耐用年数の違い、おすすめのメーカーと製品もあわせてご紹介します。
外壁塗装でシリコン塗料を採用する理由は?
シリコン塗料は、外壁塗装において最もスタンダードで人気の高い塗料です。理由としては、コストパフォーマンスの良さです。価格と耐候性・汚れにくい等の性質を合わせ持っています。 シリコン塗料のメリット防汚性・耐久性で長持ち!シリコン塗料には、セラミック成分が配合されています。 シリコンで塗装した外壁や屋根は、汚れがつきにくく、断熱・遮熱性が上がります。防汚性が高いので、汚れてしまってもキレイに落とせるので安心です。 コストパフォーマンスが抜群シリコン塗料よりもお値打ちな、アクリル塗料やウレタン塗料がありますが、今後、2回3回と外壁塗装することを考えると、トータルで安く抑えることもできます。 シリコン塗料の耐久年数と価格耐久年数 目安:7年〜15年 価格 目安:2,300〜3,500円/㎡ カラーバリエーションが豊富!イメージチェンジ!シリコン塗料は大変人気のため、各塗料メーカーが力を入れてきました。そのため、シリコン塗料は他の塗料よりもカラーバリエーションが豊富です。思い通りの色を組み合わせて、イメージチェンジができます。 屋根・付帯部分も同じ塗料での塗装がおすすめシリコン塗料は、とても使い勝手がよく、外壁以外の、屋根・付帯部分(雨樋・破風・雨戸・ベランダなど)も、家全体をシリコン塗料で塗る事ができます。 シリコン塗料のデメリット他の塗料よりも、ヒビ割れしやすい外壁に塗装した際、シリコン塗料は塗膜部分が硬く剥がれにくい、というメリットがありますが、ウレタンなどの塗料に比べると弾性が低いのがネックになります。 重ね塗りには不向き重ね塗りをする際に、塗料を弾く性質がシリコン塗料にはあります。もし、10年後に再び外壁塗装をしたら、塗膜の密着性が悪くなってしまう可能性があります。 定番だけに種類が多すぎて選べないシリコンは塗料メーカーにとっても売れ筋商品。性能もグレードもとにかく種類が多いため、家にあった塗料が選べるというメリットはありますが、ご自身ではどれを選べばよいのか迷ってしまいます。 |
これらデメリットは、シリコンの特性や外壁の種類・状態と今後の外壁塗装のことをトータルで考えれば心配ありません。わからないことがありましたら、お気軽にご相談ください。 |
シリコン塗料はこんな方におすすめです
先ほどのメリットとデメリットをまとめると、この様な方にはシリコン塗料での外壁塗装がおすすめです。 ① コストパフォーマンスを重視させたい方シリコン塗料は、十分な耐久年数があり、防汚性もあり優れた塗料です。価格・相場、耐久年数のバランスが非常に良いので十分にメリットを得られます。初めて外壁塗装をされる方にもおすすめします。 ② 光沢・ツヤ感のある外壁がお好みの方光沢感やツヤは、新築のような美観をキープしてくれます。また、シリコン塗料の豊富なカラーバリエーションで、お好みの外観にイメージチェンジしたい方におすすめです。 ③ 塗装する建物に10年以上住む予定がある方シリコン塗料は、耐久年数が最大7~15年と長持ちします。次回の塗装時期を考えると、これから長くお住まいになる家であることが理想と言えます。 |
値段で比較される、ウレタン塗料
ウレタン塗料は他のシリコン塗料やフッ素塗料に比べて紫外線に弱く、耐久性が低いため、近年では使われていません。しかし、塗装の予算が少ない場合は安価な塗料のため選択肢に入ってくることもあるでしょう。 ウレタン塗料のメリットヒビ割れしやすい外壁におすすめ密着性や柔軟性にも優れており、コンクリートやモルタルなど、ヒビ割れしやすい外壁におすすめです。下地部分にヒビ割れが生じても塗膜まで影響せず、水漏れを防ぐ効果が期待できます。 ウレタン塗料のデメリット何回も外壁塗装をしなくてはいけない1回当たりの塗装費用が多少安価でも、メンテナンス間隔は短くなってしまう分、施工の回数が増えます。長い目で見ると高くついてしまう可能性が高くなります。 長期スパンで考えると割高になることもウレタン塗装の耐久性は低く、長持ちとは言えないことです。外壁や屋根の塗装は、塗料費よりも人件費や足場設置代、下地処理などに多くの費用がかかります。 |
外壁塗装 3大メーカーの代表的なシリコン商品
シリコンの含有率とは?シリコン塗料を製造する際、アクリルとシリコンを混合して出荷されているのですがシリコンの含有率の規定がありません。 日本ペイント(通称:ニッペ)『ハナコレクション100ファイン』(弱溶剤・1液型)日本ペイントベストセラーシリーズです。乾きが速いため、冬に塗装したい場合にも最適です。セラミック配合。カビや藻を防ぐ性質があり、窯業系サイディングボードや、コンクリート・モルタルの外壁に適しています。 『水性サーモアイウォールSi』(水性・1液型)窯業系・金属系サイディングやコンクリート・モルタル、ALC、金属パネルやスレートなど、様々な素材に使用でき、万能な水性タイプのシリコン塗料です。 エスケー化研『クリーンマイルドシリコン』(弱溶剤・2液型)サイディング、コンクリート・モルタル、ALCパネル、GRC板、スレート板、金属部などの素材にも適しており、どのような塗膜の上からも塗りやすい、と高い評判の製品です。 『水性セラミシリコン』(水性・1液型)『クリーンマイルドシリコン』同様、サイディングやモルタル、ALC、スレートなど、様々な素材に対応しています。 関西ペイント(通称:カンペ)『セラMシリコンⅢ/セラMシリコンⅢ弾性』(いずれも弱溶剤・2液型)セラミック配合の高耐久なシリコン塗料で、肉厚な塗膜で高級感のある外観に仕上がります。コンクリート・モルタル壁などに適用可能です。 『コスモマイルドシリコンⅡ』(弱溶剤・2液型)2液型タイプの中でも、塗りやすく作業効率がよく、コンクリート・モルタルやスレート板に施工可能です。カラーバリエーションは、淡い色からシックなものまで豊富にそろっています。 |
今回は、外壁塗装の中でも定番のシリコン塗料についてお伝えしました。いかがでしたでしょうか?シリコン塗料は性能・価格のバランスがよく、コストパフォーマンスも高い、人気の外壁塗料です。 |