屋根塗装で耐用年数が高い塗料は?塗料ごとの特徴や耐用年数の違い
- リフォームお役立ちコラム
屋根塗装には定期的な塗替えが必要なことをご存じでしょうか。
家を雨や風から守る大事な屋根、実は屋根塗装の塗り替えを定期的に行わないと屋根自体が劣化してしまうのです。
普段見えない部分だからこそ、知らず知らずのうちに屋根塗装が劣化し、家が傷つき始めているかもしれません。
屋根よりも塗料の耐用年数の方が短く、定期的な塗り替えを行う必要があります。
また、屋根塗装に用いられる塗料にはいくつか種類があり、それぞれ耐用年数(寿命)が異なります。
こちらのページでは、屋根塗装に用いられる塗料ごとの特徴や耐用年数の違いについてご紹介します。
また、耐用年数やコスト面から考えるおすすめの塗料の選び方についてもご紹介していきます。
屋根塗装が必要な理由
屋根は、使用している屋根材ごとに耐用年数は異なりますが、一般的に約20~50年程度もつと言われています。 |
屋根塗装が必要なサインは? |
専門業者に依頼する前にも、簡単にご自分の目で屋根塗装の状態を確かめる方法があります。 |
カビ・コケ・サビの発生 |
屋根塗装の機能である撥水効果が失われ、屋根が水分を含んでしまうことで発生するものです。 |
屋根の反り |
こちらも撥水機能が失われたことにより発生した現象です。屋根材が水分を含んだまま温度変化が起こり、吸水と乾燥を繰り返すことで徐々に反っていってしまいます。 |
ヒビ・ワレの発生 |
飛来物によって傷がついたか、塗膜の劣化により屋根材の成分が溶け出した可能性が考えられます。 |
屋根塗装の耐用年数は塗料で決まる
ここでは、屋根塗装に用いられる塗料を種類ごとにまとめてご紹介します。 |
ウレタン樹脂系塗料
価格(㎡) | 1,500~2,500円程度 |
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耐用年数 | 6~10年程度 |
メリット | 防汚性に優れ、価格も低め。 |
デメリット | 耐用年数が短く、価格差の縮んできたシリコン塗料に性能が劣るため、近年ではあまり使用されていない。 |
シリコン樹脂系塗料
価格(㎡) | 2,300~3,500円程度 |
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耐用年数 | 10~15年程度 |
メリット | 耐熱性、耐水性、耐候性(酸性雨や風に強い)に優れている。価格もあまり高くないため、現在最も使用されている塗料。 |
デメリット | フッ素塗料などに比べると耐用年数が短い。 |
フッ素樹脂系塗料
価格(㎡) | 3,500~5,000円程度 |
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耐用年数 | 15~20年程度 |
メリット | 耐用年数が長めであり、耐水性、耐熱性、防汚性、防カビ性に優れる。 |
デメリット | シリコン塗料などに比べると価格が高く、屋根全体に塗布するには予算を大きく見積もる必要がある。 |
ウレタン系の塗料は耐用年数が短く耐久性もそこまで優れていないため、現在の屋根塗装ではあまり用いられていません。 |
屋根材ごとの耐用年数
ここでは、住宅に用いられることの多い代表的な屋根材をご紹介します。 |
金属屋根
耐用年数 | 30~50年程度 |
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屋根塗装の塗り替え目安 | 7~10年程度 |
特徴 | 鉄・銅・アルミニウム・ステンレスなどの素材がある。軽量で丈夫、加工性や撥水性に優れる。 |
特徴的な劣化サイン | サビ、釘抜け・浮き、繋ぎ目のはずれ |
屋根塗装の塗り替え目安は、風雨や紫外線の影響により前後することがあります。定期的に屋根の点検を行うように心がけ、長く家を守りましょう。 |
屋根塗装 耐用年数解説のまとめ
屋根材と屋根塗装の耐用年数の関係上、屋根塗装の寿命というものは必ず1度は訪れるものです。 |