リノベーションで理想のキッチンへ 費用相場と工期、注意点を解説
- リフォームお役立ちコラム
キッチンは毎日の家事や料理を通して、家族とコミュニケーションを取れる生活の中心的な存在です。
では、キッチンをリノベーションする際は、どの程度の予算、工期をみておけば良いでしょうか。
こちらのページでは、キッチンリノベーションにかかる工事費用と、一般的な相場や工期について解説します。
それでは、さっそくキッチンリノベーションについて、ぜひ最後までご覧ください。
購入された中古物件をリノベーション予定の方、キッチン交換やレイアウト変更をお考えの方はぜひ最後までお読みください。
目次
キッチンリノベーションの費用や施工日数の相場
おしゃれなキッチンへリノベーションするには、大きく3つのパターンに分けられます。
費用は使用する材料の種類によって異なるため、ここで紹介する金額や価格を参考にされてみてください。
レイアウトそのものを変更する
最近のリノベーションでは、壁付けタイプのキッチンから、対面式やアイランド式の最新型キッチンへ交換、配置換えを行いレイアウトを変更するリノベーションが主流です。
この場合、水道やガスの配管、電気配線、排気ダクトの移動が必要になります。
また、お住まいによっては壁などの構造体を壊したり、床・天井の変更など内装工事も必要になる場合があります。
改修の規模が大きいため、費用も相当かかり、完成までの期間は通常2〜3週間です。
ただし、リビングダイニングキッチンをさらに大きくしたり、他のスペースも改装したりする場合は、月単位で期間が必要になることもあります。
キッチン本体を交換する
経年劣化した古いキッチンを、同じレイアウトで最新式に交換するのがこちらです。
本体を交換するだけなので、基本的にかかる費用はキッチン本体の費用と設置工事費となります。
新しいキッチンと既存のキッチンの寸法が合う場合、工事費が安くなることもあります。
一体型食器棚の撤去や、キッチンに面するパネルやタイルの破損修理・交換などの追加工事が発生することもあります。
工期は3日〜1週間程度、リビングダイニングキッチン全体の内装工事や水回り工事などを含む場合は、数ヶ月かかることもあります。
人気商材では、希望のオプションの在庫が無いこともあります。
設備の一部を変更する
ガスコンロからIHクッキングヒーターへの交換、レンジフードの交換、食器洗い乾燥機の設置など、キッチンの一部を新しくする工事がこれに該当します。
施工費用は、30万円前後が多いようです。
コンロをIHにする場合は電気工事が必要になることが多く、食器洗い乾燥機を設置する際に、水栓を分岐させる必要が出てくる場合もあります。
追加工事があるかどうかは、リフォーム・リノベーション会社にお問い合わせください。
リノベーションは素材やオプション選びが重要
キッチンをリノベーションする場合、キッチン本体金額が総計に最も大きな影響を及ぼします。価格の相場や選び方など、事前に確認しておきましょう。
キッチン本体の価格相場
キッチンには本体の品質に応じて、3つの価格帯が用意されています。
LIXIL、Panasonic、TOTO、クリナップなどのキッチン商材を扱うメーカーでは、スタンダードプランを50万円~70万円で販売しています。
デザインがさらに高まり、使い勝手の良い機能が使われたハイグレードモデルでは、100万円以上する商材もあります。
また同じキッチンシリーズでも、一般的には壁付やペニンシュラキッチンより、アイランドキッチンのレイアウトの方が本体価格が高額になります。
これはアイランドキッチンが、4面全てにキッチンパネルが必要であることなどが影響しています。
キッチンの選び方
カタログやショールームでキッチンを見ていると、おしゃれなキッチンデザインやオプションの追加をしたくなるものばかりです。
ステンレス材から天然石や丈夫な木材など素材を変えると、さらに美しく耐久性のあるワークトップになりますが、コスト面も大きく跳ね上がります。
そこでリノベーション会社に問い合わせをする前に、絶対に必要なもの・優先度の高い要素・能力を決め、予算の範囲内で仕様を決めるのが良いでしょう。
特にビルトインタイプの設備は、後から組み込むと配管や配線の調整など大変な手間がかかるので、あらかじめお金をかけて設置しておくのがよいでしょう。
内装やキッチン以外をリノベーションする場合は、キッチンの設備や性能を優先し、外装材は慎重に選ぶようにしましょう。
リノベーション注意点
キッチンをリノベーションすると、美観や機能性アップに加えて、料理や食事の時間も楽しいものになります。
しかし、キッチンは水道やガスの配管、電気の配線といった重要なものが集中する場所であることを考えると注意すべきことが多いです。
アンペアやガス容量を確認する
既存のキッチンを新しいキッチンに交換する際、ガスコンロからIHクッキングヒーターにリフォーム・リノベーションされる方もいらっしゃるでしょう。
IHに変更する、ガス式ユニットを増設したりする場合は、電気とガス容量に余裕はあるか確認しましょう。
ひとつの建物で使用できる電気とガスの量には限界があります。キッチンを含む家全体の電気・ガス使用量が、限界を超えないことが前提です。
配管の位置や長さ、強度を考える
リノベーションでキッチンのレイアウトを変更する場合は、配管の位置も変えるか、延長する必要があります。
ほとんどの戸建て住宅では地下に排水がありますが、液体がスムーズに流れるよう、勾配が計算されています。
マンションでは、各住戸の配管を繋ぐパイプスペースがあります。このパイプ部分とキッチンが離れていると、必要な勾配が確保できず、水の流れが悪くなってしまいます。
また、床の配置方法によっては、配管の移設に支障をきたす場合も多いです。
マンションの構造体の上に床材を配置する二重床工法では、床と土台の間で配管を流用することができます。
逆に直床工法に関しては、構造体に直接床材を設置するため、配管を組み込む容量が足りず、ルートを変更する場合は、内部配管の方法が必要になります。
また、二重床を利用することもできますが、天井が低いと重苦しい雰囲気になる可能性があります。
マンションでリノベーションする場合
マンションでのリフォーム、リノベーションでは、建物の構造上、すでに設置されている配管スペースをそのまま残す必要があります。そのため、配管の確保が難しいことも…。
また、電気やガスの供給が制限されることも多いので、マンションの間取りを調べて、希望する材料や機器が既存の容量に合うかどうかを判断することが重要です。
さらに、新しいキッチンが現在のものより大きい場合、エレベーターや階段の幅に注意しましょう。
特に古いマンションでは搬入できないこともあるので、キッチン本体サイズの変更が難しいかもしれません。
キッチンのリノベーションについて、レイアウトや費用、注意点をご紹介しました。
リノベーションを行う住宅の アンペア数、ガス容量、パイプラインの位置、長さ、強度などによっては、希望するキッチンリノベーション・リフォームを行えないこともあります。
モアフォームはキッチンのリノベーション実績も多数ございますので、ぜひこちらから施工事例をご参照ください。
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